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百日咳   05/18/24

百日咳診断基準は、まずは「咳がある」こと。1歳以上では1週間以上の咳があること。0歳では嘔吐を伴うような強い咳があれば、以下の項目を伴っているかどうか、検討するに値します。
①息を吸い込む時に笛のようなヒュー音が聞こえる(whooping)
②咳き込み後の嘔吐(嘔吐するまで咳き込んでしまう)
③無呼吸になることが見られる(無呼吸発作)(息継ぎする間もないほど連続して咳をするため息をすることができず、顔が真っ赤になった挙句、黒くなってしまうことにも)
これらのうちどれか一つでもあれば、百日咳の臨床診断例ということになります。その次の段階は、診断確定のための鼻のスワブ検査になります。
ただし、咳が出始めてからすでに3週間以上経過している場合は、スワブ検査は役に立たない段階に入っているため、血液検査になります。

当院で今週、大人の診断例がありました。同様の症状の方も多く、現在、マイコプラズマと同時に、大人の百日咳の流行が始まっている可能性があります。(未就学児では四種混合ワクチン接種が行き渡っているため、今のところそれらしき例はありません。) 大人の場合は、子供のような呼吸困難を伴う咳発作は見られないので、遷延性咳嗽や慢性咳嗽の原因の一つである咳喘息と間違えやすい。しかし、発熱のない2週間以上続く大人の咳の場合で、嘔吐してしまうほどの強い咳が見られたり、とにかく出だすと止められない止まらないほどの咳がある場合は、百日咳の可能性もあります。

予防のためには、小学校入学前(年長児)以降(大人も含む)に三種混合ワクチンの追加接種1回が推奨されています。