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溶連菌感染後急性糸球体腎炎の頻度

突然おしっこが出ない、顔や瞼がむくむ、肉眼的血尿といった症状がある溶連菌感染後急性糸球体腎炎の好発年齢は5~12歳で、男児は女児の2倍かかりやすい。3歳未満ではほぼない。高所得国での新規発症は最近では10万人あたり年間0.3人と顕著に減少しており、特に小児の発症例は少ない。むしろ免疫力の低下を伴う慢性疾患を持つ60歳以上の高齢者における発症が目立ってきている。高齢者の場合、溶連菌と同程度に黄色ブドウ球菌による感染後急性糸球体腎炎の発症が見られる。とはいえ、小児の急性腎炎症候群の80〜90%を溶連菌感染後急性糸球体腎炎が占めている。
溶連菌による咽頭炎にかかって1〜2週間後、溶連菌による皮膚感染(とびひ)にかかってから3〜5週間後に急性糸球体腎炎になるのは、それらのうち0.04%、溶連菌感染症後の尿検査で発見された急性糸球体腎炎の95%が無症状のうちに治療せずとも良くなっていた。