- 小児の高血圧基準値〜小児の高血圧は明らかに異常です
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幼児 120/70
小学1〜3年性 130/80
小学4〜6年性 135/80
中学生(男子) 140/85
中学生(女子) 135/80
高校生 140/85
以上の場合は、高血圧あり学校検尿で、血尿や蛋白尿が(+)を指摘されたら、血圧を測って、高血圧も見つかった場合は、すぐに受診が必要です。
- アデノウイルスは、アルコール消毒だけでは不十分です
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アデノウイルスは、咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)、胃腸炎を主に起こすウイルスです。もともと年間を通じて見られるウイルス感染症です。現在の流行では、これらすべてのパターンがみられています。(とても稀ですが、尿路、肝臓、中枢神経、心臓に感染症状を起こすこともある。)
70種類以上の型があるため、何度でもかかります。潜伏期は、のどにくる場合は2〜14日、胃腸にくる場合は3〜10日。
触った手を介して、眼、鼻、口から感染します。アデノウイルスは、エンベロープという殻を持たない2本鎖RNAウイルスであるため、アルコール、合成洗剤、クロルヘキシジンでは、手指や器具から除去することができません。念入りな手洗いが不可欠ですが、隅々まで丁寧に洗っていなければ、10秒間の手洗い後も手指に残ることがあります。
- エピペン使用のタイミング〜打って後悔することは決してない
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アナフィラキシーではないのに誤ってエピペンを打った場合、どうなりますか?
(答) 正常な方に打ってしまうと、ほてり感や心臓がドキドキしますが、あくまでも一時的な現象で15分程度で元の状態に戻ります。アドレナリンという成分は、元々人の体内にある副腎髄質というところで作られるホルモンの一種です。アナフィラキシーの経過を予測することは不可能である。アドレナリンを30分以内に筋肉注射することで、アドレナリンの複数回投与のリスクを下げ、入院率が低下し、時間が経ってから起きる二相性反応が減る。逆に投与が遅れた場合は、二相性反応のリスクも上がる。アドレナリン(エピペン)は重症化を防ぐ薬であり、アナフィラキシーがピークとなる前に筋肉注射することが肝心である。
声がかすれる、のどや胸が締めつけられる、犬が吠えるような咳、持続する強い咳き込み、ゼーゼーする咳、息がしにくい
繰り返し吐き続ける、我慢できない程の腹痛
顔全体の腫れ、全身の皮疹、我慢できない程の痒み、唇や爪が青白い、脈を触れにくい、頻脈、眠い、恐怖感、頭痛、ぐったりしている、尿や便を漏らす
これらのうち1つでもあればエピペンを使用しなければならない。アナフィラキシー予防のために処方されたエピペンには、「打ってはならない状況、または、打たない方がよかった」という状況は存在しない。
(明らかな頻脈は1分間あたり: 乳児~1歳180以上、2歳以上160以上、10歳以上140、16歳以上130 )
- 子どもの蕁麻疹の8割は風邪による
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蕁麻疹は、かゆみのある膨疹が出て、24時間以内に消えるが、別の場所に移動したように出てきます。
原因がはっきりしている「刺激誘発型蕁麻疹」もありますが、子どもの場合はその多くが原因を特定できない「特発性蕁麻疹」です。
1週間から4週間のうちに治ってしまう「急性特発性蕁麻疹」の原因は、ストレスや疲労もありえますが、その多くが蕁麻疹発症前後に体に入った風邪のウイルスによって引き起こされます。だから、風邪が自然に治ってしまえば蕁麻疹も自ずと治ります。 - 喘息・COPD情報館
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日本人の気管支喘息成人の喘息の有病率(日本人全体のうち今時点で喘息を治療中もしくは症状のある喘息患者数の割合)は10%、小児喘息の有症率(1年以内に喘鳴があった割合)は15%以上と報告されています。
風邪は気管支喘息の発症の引き金になります。したがって、咳を含む風邪症状で医療機関を受診する患者さんの中からは高い頻度で気管支喘息が見つかりやすく、ただの風邪で医療機関をかかったことが喘息発見のきっかけになることは普通のことです。以下は、喘息とCOPDについてよくまとまっている情報サイトです。
喘息・COPD情報館 - いつからどの季節にどの時間帯に咳が起こるかは大切な診断情報です
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咳がどれぐらい続いているのか?昨日や3日前から出始めた咳と半年前から止まらない咳とでは対応は全く違ってきます。また、同じような咳が過去に何度も繰り返されているとか、毎年同じ時期に咳が止まらないという場合は、慢性的な咳の原因を考慮しなければなりません。
特に咳がどのような時間帯に出やすいか?は診断に至る重要情報です。夜に出やすい咳の中でも、風邪の時の感染性咳嗽や感染後咳嗽は就寝時、床に就いて横になった時に、一方喘息では真夜中から明け方に出やすいことが多い。COPDでは朝の起床時に喀痰とともに咳嗽が出ることがあります。胃食道逆流症も慢性咳嗽の原因になりますが、食後に限らず、日中の会話時に横隔膜が動くことに関連して出やすいとされています。
季節的には、感染性咳嗽は風邪が流行する特に冬に、咳喘息や喘息は花粉の飛ぶ春先や秋の季節の変わり目に悪くなる傾向があります。 - 脂質異常症にお勧めの食事
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食事療法でLDLコレステロールを大きく下げることはできません。なぜなら、食事で摂るコレステロールより自分の肝臓で作られるコレステロールのほうが血液中のコレステロールに寄与する割合が大きいからです。とはいえ、ある程度脂質管理に好影響を与えることは間違いありません。
卵、肉類(特に牛肉、豚肉)は摂りすぎないようにしましょう。積極的に摂るべきものは、食物繊維、中でも水溶性食物繊維、多価不飽和脂肪酸です。
水溶性食物繊維を摂りやすい代表は大豆など豆類です。豆類は水溶性食物繊維も不溶性食物繊維も豊富で、比較的量も摂りやすい。残念ながら、豆腐は加工の段階で食物繊維が減ってしまっています。ごぼうなど根菜類、わかめなど海藻類も水溶性食物繊維が豊富です。果物やカボチャでも摂れるのですが、同時に糖質・炭水化物の摂取も多くなるため、血糖コントロールに影響することがあります。食物繊維が豊富なシリアルも利用可能です。
多価不飽和脂肪酸が多く含まれるのは、アーモンドやくるみなどのナッツ類です。ナッツは食物繊維も豊富で量も食べられます。ナッツの摂取量が多いと心血管の病気や死亡のリスクが低下することが報告されています。毎日、片手に盛れる量(30g)のナッツを食べると死亡率が低下していました。ピーナッツは大豆、エンドウ、インゲンマメと同じマメ科で、アーモンドやくるみなどの木の実類とは違います。木になるナッツでは全死亡だけでなく、心血管イベント、冠動脈死、心血管死、がん死のリスクが低下していましたが、ピーナッツでは全死亡のリスクだけが低下していました。ただし、有塩タイプのものは塩分の過剰摂取になるので、無塩のものにしましょう。
ナッツは炭水化物の代わりに摂取してカロリーを埋めわせても良いです。
魚はEPAなどのオメガ-3系脂肪酸が豊富で、中性脂肪を下げる効果が期待できます。卵・肉の代わりに魚を食べることが勧められます。
豆類、魚、ナッツ、オリーブオイル、野菜を多くし、赤い肉(牛肉、豚肉)と卵の取りすぎを避けることです。 - お日様に当たるほど食物アレルギー発症は抑えられる
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米国におけるエピペン処方数調査で、北部は南部よりも処方量が多かった。南米では緯度が高いほど小児のアナフィラキシーによる入院が多かった。日本、オーストラリアで小児の食物アレルギー患者は秋冬生まれが多かった。ビタミンDの関与が想定されたが、ビタミンD投与による予防効果は今のところはっきりしていない。
ビタミンDは一時期、コロナウイルスに対する過剰な免疫反応を抑えるのではないかと期待されたが、ビタミンDの重症化抑制効果は結局有意な結果が得られることはなかった。余計なアレルギー反応や感染症における過剰な免疫反応を抑えるのは、同様にアトピー性皮膚炎が日光照射によって改善することがあることが知られているが、日光照射による抑制系の免疫システムのどこかが賦活化されるためなのではないかと考えられる (1)。 - 気管支喘息は遺伝です〜リモデリングの話
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以前から、インフルエンザや風邪にかかって気道を痛めることが、喘息発症の引き金になることが実験的に示されていました。パンデミックによって、市中から風邪と喘息が同時に消え去りました。そして今、あらゆる風邪ウイルスが戻ってくると同時に、何年かぶりに喘息になる人が激増しています。呼吸器ウイルス感染症が、喘息発症のきっかけになることが世界規模で実証されたのです。風邪ウイルスは体内から2週間でいなくなります。ところが、そのウイルスによって引き起こされた気道炎症が治るために必要な期間は、人によって異なります。皮膚がとてもきれいな人(かなり稀)は、実際に怪我をしても口内炎になっても驚くほどあっという間に治ります。しかも跡を残さずに治りやすい。一方、そうでない人は傷が治りにくく、治ってもでこぼこが残ってしまう。特に歳をとると一層目立つようになります。この傷が治る過程をリモデリングと言います。気道でもウイルスが炎症を起こし気道を荒らした後に、リモデリングが起こります。リモデリングの出来具合が悪くて、傷の上がりが悪かったり、その後もでこぼこが残っていると、表面は吸い込まれてくる冷たい空気の刺激に過敏だったり、ざらついた表面を空気がスムーズに流れることができません。そのために、いつまでも、咳が残ったり、喘鳴が起こります。表面皮膚や気道の壁のリモデリングの良し悪しは100%遺伝で決まります。喘息は現実的には100%遺伝です。だから、肌を見れば喘息だとわかります。親の肌を見れば、子が喘息かどうかわかります。時に兄弟3人にとどまらず、3世代揃って咳で受診なさいます。残念ながら、現代人の多くに、喘息の遺伝子変異が紛れ込んでしまっています。(昔は、喘息遺伝子は継代される確率が今よりも低かったと考えられる。) そうした遺伝子変異を持っている人の気道には、ウイルスが風邪とともに去りぬの後に、長く続く咳や喘鳴が引き起こされやすい。特に樹々の葉っぱに水分が行き届かなくなって紅葉から落葉に至る、自然界に存在する細胞が脱落しやすい時期、逆に花々が咲いて細胞の新陳代謝の激しい時期のようなリモデリング状態に悪影響を及ぼす環境因子が重なると同時に、朝晩の気温差や気圧差が生じると、荒れた気道表面に刺激の強い空気が流れこむことによって、喘息が引き起こされます。リモデリングが悪い細胞なので、吸入ステロイドによる助けがない限りは、きれいになるまで時間がかかります。咳の発生状況や経過によって、感染後遷延性咳嗽、咳喘息などという病名を伝えますが、根本的には全て喘息関連遺伝子変異の仕業です。残念ながら、小児喘息は完治することはありません。100%、成人後のいずれかの時期に長引く咳や喘息という形で再燃してきます。そして、リモデリングは老化によって悪化するため、ゆっくりとですが、成人喘息として固定化していきます。アトピー性皮膚も少量のステロイドなどのお薬できれいな状態を維持すれば、比較的つるつるの肌を維持し続けることができるのと同じように、喘息でも気道表面をできるだけつるつるに維持することは大切なことだと考えられます。
- 花粉・食物アレルギー症候群(PFAS)一覧
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ある花粉に反応するようになると、それと交差反応する植物性食物を食べた時に、主に口の中や喉が痒くなる口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome,OAS)を起こすことがあります。胃に入って消化されると原因物質は消えるために、それ以上の症状を起こすことは少ないが、まれにアナフィラキシーを起こすこともあります。
花粉症の時期
①カバノキ科樹木(ハンノキ 1〜6月、オオバヤシャブシ 1~4月、北海道シラカンバ 3~5月)
②イネ科(カモガヤ、オオアワガエリ)1年中、特に4〜9月
③キク科ブタクサ 8〜11月
④キク科ヨモギ 8〜11月
⑤ヒノキ科スギ 2〜4月 (交差反応がありうるナス科のトマトアレルギーはきわめて稀)花粉・食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome,PFAS)を見つけるために、血液検査に◯の項目を追加します。
バラ科・・・リンゴ、モモ、サクランボ、ナシ、アンズ、イチゴ、ウメ、アーモンド →①
マメ科・・・大豆、ピーナッツ、緑豆もやし →① ②
マタタビ科・・・キウイ →① ②
カバノキ科・・・ヘーゼルナッツ →①
ウリ科・・・メロン、スイカ、ズッキーニ、キュウリ →② ③
ナス科・・・トマト →②
ミカン科・・・オレンジ →②
バショウ科・・・バナナ →③
セリ科・・・セロリ、ニンジン、スパイス類(クミン、コリアンダー、フェンネル) →④
ウルシ科・・・マンゴー →④(ブドウ科・・・ブドウ )
(アブラナ科・・・キャベツ)
(キク科・・・レタス ) - エリスリトールという人工甘味料と味噌醤油によるアレルギー
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エリスリトールをはじめとした糖アルコール(ガムに入っているキシリトール、りんごやプルーンに入っているソルビトール)は天然素材から人工的に作られた糖質系甘味料です。エリスリトールは、ブドウ糖を酵母発酵させて作られます。エリスリトールはまた、メロン、ブドウ、ナシなどの果実のほか、ワインや日本酒、しょうゆ、みそ、チーズなどの発酵食品に元々含まれている天然成分です。エリスリトールは糖アルコールのなかでも唯一カロリーゼロと表示できる甘味料で、清涼飲料水、ゼリーなどの菓子類や菓子パンなどによく添加されています。分子量が小さいため、比較的アレルギー反応を起こしにくいのですが、時に経口摂取によるアレルギーを引き起こします。エリスリトールは天然の食材に含まれているために、食品添加物ではなく食品扱いされており、食品表示情報が省略されていることも多い。そのため、完全には摂取回避は難しい。また、天然の食品にも含まれているが、アレルギーを起こした人の多くは、エリスリトールを含む天然食品で症状を起こしたことがなく、通常は摂取を回避する必要はありません。
- ラテックス-フルーツ症候群
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ある歯科衛生士の方が、仕事で手袋をすると手が荒れて困ると言って受診しました。お話を聞くと、バナナとキウイを食べると喉が痒くなるとのことでした。
ラテックスアレルギーのうち30〜50%は、バナナ、アボカド、キウイフルーツなどの果物アレルギーがあります。逆に、そういう果物アレルギーがある人の11%にラテックスゴムアレルギーがあると推定されています。これらの果物の成分が、ラテックスの成分と構造がとても似ているために起こります。交差反応と言います。ラテックスと交差反応を起こしやすい食物は、
主に、アボカド、クリ、バナナ、キウイフルーツ、その他に、リンゴ、にんじん、セロリ、メロン、じゃがいも、トマト、イチジク、パパイヤ、マンゴー、パイナップル、もも などがあります。 - パンケーキ症候群(経口ダニアナフィラキシー)
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お好み焼きやホットケーキを食べた後に全身性アレルギー症状を起こすが、原因が食材の小麦ではなく、その食品に混入しているダニに対するアレルギー反応による。
家庭用のお好み焼き粉、ケーキミックス粉などを開封後、常温で数ヶ月放置し、粉中でダニが繁殖した場合、これを食べた際にアナフィラキシーを起こす。
お好み焼き粉で起こることが多い。 元々吸入性のダニアレルギーを持っていて、年中アレルギー性鼻炎や喘息を持っている人に起こる。
小麦粉、お好み焼き粉などは開封後、なるべく早めに使い切るようにした方が良いでしょう。また、保存する時には、密閉した容器に入れて、できれば冷蔵庫内で保存する方が安全である。外食では古い粉が使用されることは極めて稀なため、この病気が発生した報告はない。小麦アレルギーではないため、小麦を制限する必要はない。 - 65歳以上肺炎球菌ワクチンの最新の接種方法
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インフルエンザで起こる肺炎の6〜7割は肺炎球菌によるものといわれています。23価肺炎球菌ワクチンだけが、65歳以上成人の定期接種となっていますが、肺炎球菌に対する免疫を強固にするために、15価のワクチンを併用することがグローバルスタンダードです。(これまでは13価のワクチンを使っていましたが、15価が接種できるようになりました。国外ではすでに20価接種が標準です。)
成人用肺炎球菌ワクチンの推奨接種スケジュール
①(もっとも理想的な接種方法)バクニュバンス15価(自費)→1年以上→ニューモバックス23価(助成のある定期接種または自費)
②(すでに接種を済ませている場合)ニューモバックス23価(助成のある定期接種または自費)→1年以上→バクニュバンス15価(自費)→1年~4年以内→ニューモバックス23価(自費)
③(最低でも)ニューモバックス23価(助成のある定期接種)→5年以上→ニューモバックス23価(自費) - 新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症
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新生児や0歳児に、主に牛乳が原因で嘔吐、血便、下痢といったおなかの症状が起きるアレルギーです。最近は母乳の子が多いため、ミルクによる消化管アレルギーよりも、離乳食開始以降の卵黄による消化管アレルギーが増えています。当院でも直近4〜5ヶ月以内に、卵黄によるこの消化管アレルギーの子を二人経験しています。いずれの場合も、少量の卵黄を食べた後すぐにではなく、3〜4時間経ってから嘔吐するということが繰り返されました。血液検査ではむしろ反応が出ないケースが多いことと、通常の食物アレルギーのように口や顔が腫れることがないために、気づかれにくいアレルギーです。ただし、1歳で半分が、2歳で9割が良くなるので、ずっと食べられないわけではありません。