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納豆アレルギー

納豆を食べてから半日後(5〜14時間)後に、じんましん、息苦しさ、腹痛、意識障害が起きる。夜間から早朝の原因不明のアナフィラキシーの場合は納豆アレルギーの可能性を考える必要がある。20〜50歳代男性、特にサーファーに多い。クラゲに繰り返し刺されることでクラゲと納豆に共通する物質に対するアレルギーが出来上がる。納豆アレルギーの血液検査はない。納豆の他に、ポリガンマグルタミン酸、ポリグルタミン酸、γ-PGA、納豆菌ガムなどと成分表示された食品や化粧品、医薬品を避ける必要がある。

ペットを飼っている人に起きる食物アレルギー

1. pork-cat(豚猫)症候群
猫アレルギーの人の1~3%にあると推定されている。ネコ、イヌ、ハムスターといったペットを飼っている人で、豚肉、牛肉、馬肉を食べて1時間以内に、口の違和感、じんましん、咳や喘鳴、腹痛、下痢があった場合に疑われる。特に加熱が不十分な場合、例えば、焼き肉、ソーセージ、ハム、ハンバーガー、バーベキューといった調理法で起こりやすい。10〜20代に起こりやすい。加熱不十分な場合ほど起こりやすい。また、干し肉、燻製肉でも起こりやすい。

2. bird-egg(鳥卵)症候群
セキセインコ、カナリア、オウムといった鳥を飼っている人が、生や不十分な加熱の卵(特に卵黄)を食べた直後に、口の痒み、唇や顔の腫れ、じんましん、鼻汁鼻詰まり、咳、呼吸困難、腹痛などが起こる。大人になってから急に卵アレルギーになった場合に疑われる。加熱不十分な卵で起きやすい。時に、鶏肉でも起こることがある。

外傷後破傷風ワクチン接種について

破傷風は、土壌中の破傷風菌の感染によって起こります。転倒時の事故、土いじりによる受傷部位からの感染が多いといわれています。
1968(昭和43)年からは小児期の定期接種の中に含まれていますが、免疫を維持するには定期的な追加接種が必要です。特に1968(昭和43)年以前の生まれの方は免疫がありませんので、受傷時には接種が必要です。

1. 基礎免疫のない(今までに破傷風ワクチンを3回以上接種したことのない)方の場合、
外傷時に傷の手当と破傷風ワクチン1回目を接種します。1カ月後に2回目、その半年から1年後に3回目を接種します。 外傷時の破傷風ワクチン接種は健康保険適応です。
2. 基礎免疫がある(今までに3回以上は破傷風ワクチン(DPT三種混合や四種混合ワクチン)を接種したことのある)方の場合、
外傷時に傷の手当てを受けます。最後の接種から10年以上(感染のリスクが高い場合5年以上)経っている場合は 破傷風ワクチンを1回追加接種します。