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抗原検査キットの綿棒は鼻の中で折れて取れなくなることがありえます。

1歳2ヶ月の男の子の鼻腔に抗原検査キット付属の使い捨て綿棒を挿入したところ、綿棒が途中で折れてしまい、先端部分が鼻腔内に残って、摘出困難だった事例が日本小児科学会誌の傷害速報で報告されました。鼻の中の作りは個人差が大きいため、鼻の奥の狙った部位にブラインド操作で綿棒をきちんと挿入するのは、百戦錬磨の医師でも思わず難しいことがあります。無理して挿入すると、途中でひっかかって、こうなってしまうこともありえます。自分でやる時や、特に子供の検査をやってあげる時には、決して無理をしないようにしてください。