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新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症

新生児や0歳児に、主に牛乳が原因で嘔吐、血便、下痢といったおなかの症状が起きるアレルギーです。最近は母乳の子が多いため、ミルクによる消化管アレルギーよりも、離乳食開始以降の卵黄による消化管アレルギーが増えています。当院でも直近4〜5ヶ月以内に、卵黄によるこの消化管アレルギーの子を二人経験しています。いずれの場合も、少量の卵黄を食べた後すぐにではなく、3〜4時間経ってから嘔吐するということが繰り返されました。血液検査ではむしろ反応が出ないケースが多いことと、通常の食物アレルギーのように口や顔が腫れることがないために、気づかれにくいアレルギーです。ただし、1歳で半分が、2歳で9割が良くなるので、ずっと食べられないわけではありません。