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ペットを飼っている人に起きる食物アレルギー

1. pork-cat(豚猫)症候群
猫アレルギーの人の1~3%にあると推定されている。ネコ、イヌ、ハムスターといったペットを飼っている人で、豚肉、牛肉、馬肉を食べて1時間以内に、口の違和感、じんましん、咳や喘鳴、腹痛、下痢があった場合に疑われる。特に加熱が不十分な場合、例えば、焼き肉、ソーセージ、ハム、ハンバーガー、バーベキューといった調理法で起こりやすい。10〜20代に起こりやすい。加熱不十分な場合ほど起こりやすい。また、干し肉、燻製肉でも起こりやすい。

2. bird-egg(鳥卵)症候群
セキセインコ、カナリア、オウムといった鳥を飼っている人が、生や不十分な加熱の卵(特に卵黄)を食べた直後に、口の痒み、唇や顔の腫れ、じんましん、鼻汁鼻詰まり、咳、呼吸困難、腹痛などが起こる。大人になってから急に卵アレルギーになった場合に疑われる。加熱不十分な卵で起きやすい。時に、鶏肉でも起こることがある。