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外傷後破傷風ワクチン接種について

破傷風は、土壌中の破傷風菌の感染によって起こります。転倒時の事故、土いじりによる受傷部位からの感染が多いといわれています。
1968(昭和43)年からは小児期の定期接種の中に含まれていますが、免疫を維持するには定期的な追加接種が必要です。特に1968(昭和43)年以前の生まれの方は免疫がありませんので、受傷時には接種が必要です。

1. 基礎免疫のない(今までに破傷風ワクチンを3回以上接種したことのない)方の場合、
外傷時に傷の手当と破傷風ワクチン1回目を接種します。1カ月後に2回目、その半年から1年後に3回目を接種します。 外傷時の破傷風ワクチン接種は健康保険適応です。
2. 基礎免疫がある(今までに3回以上は破傷風ワクチン(DPT三種混合や四種混合ワクチン)を接種したことのある)方の場合、
外傷時に傷の手当てを受けます。最後の接種から10年以上(感染のリスクが高い場合5年以上)経っている場合は 破傷風ワクチンを1回追加接種します。