COPDは、喫煙行動とは無関係に、肺がんのよく知られた危険因子です。COPDが肺以外の主要な癌の危険因子であるという仮説を実証することを目指しました研究結果です。
12年間にわたるデータが分析されました。対象者514,795人のうち、2002年から2003年に癌と診断された16,757人を除外しました。このコホートには、COPDのない非喫煙者(313,553人)、COPDのない元喫煙者(41,359人)、COPDのない喫煙者(112,627人)、COPDのある非喫煙者(7,789人)、COPDのある元喫煙者(1,085人)、およびCOPDのある喫煙者(2,677人)の6群が登録されました。
10万人年あたりの肺がん発症率は、喫煙ありとCOPDありで高くなりました(非喫煙者では非COPDで216人、COPDで757人、元喫煙者では非COPDで271人、COPDで1,266人、喫煙者では非COPDで394人、COPDで1,560人)。
さらに、高齢、男性、BMIの低さ(やせ)、運動不足、糖尿病の既往、喫煙、およびCOPDは、肺がん発症に関連する独立した因子でした。
また喫煙の有無にかかわらず、COPDは肺がん、大腸がん、肝がんなどの主要ながんの発症に寄与することが示されました。