NEWS

麻疹(はしか)の流行が迫っています。ワクチン接種を強くお勧めしています。02/27/24

海外での麻疹の流行、海外からの旅行者の増加、国内のワクチン接種率低下、春の到来という条件がそろっていて、国内でもかなり近い将来の麻疹のアウトブレイクの可能性が高まっています。
特に、年長児相当(5歳~6歳まで)第2期の接種率が低く、幼児および小学生以上のアウトブレイクが懸念されます。
母子手帳のご確認をお願いいたします。
また、1972年以降生まれの大人の方も罹患歴がない場合、免疫が十分ではない可能性があります。大人の抗体検査(自費)は、¥3,300 、MRワクチン(自費接種)は、¥14,150 です。抗体検査なしでの予防接種も可能です。

(生後6ヶ月未満での接種は行いませんが、) 生後6カ月以上1歳未満で自費でのMRワクチン接種を受けた場合、それはあくまでも緊急避難的なものであり、1回目とは数えずに、1歳になったら忘れずに、第一期のMRワクチンの接種を受けるようにしてください。0歳での接種は、1歳以上での接種に比べて、母体由来の抗体の残存などから免疫の獲得が十分ではないことがあるため、そのまま第二期の年齢まで接種を受けずにいると、途中で麻疹にかかってしまう可能性があるからです。また第二期は、同じように小学校入学前1年間(4月1日から3月31日まで)の間にMRワクチンの接種を受けて下さい。
また、4歳になっていれば、年長児でなくとも、第二期の接種を早めて自費で接種することはできます。この場合は、小学校入学前年長時の再接種は必要ありません。

WHO Europe
ECDC
NBC News
Reuters
えはら医院Note