- 65歳以上の肺炎球菌ワクチン最新の接種方法
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2024.09.03
65歳以上成人用肺炎球菌ワクチンの推奨接種スケジュールが新しくなりました。
基本は、65歳になったらプレベナー20を1回受けて完了します*。一生に一度一本で済むようになりました。その他の追加接種は不要です。
*ニューモバックス23またはプレベナー13を64歳までに受けたことがあっても、65歳以降にプレベナー20又はバクニュバンス(15価)を接種するよう勧められています。米国CDCによる推奨接種方法
1.これまでに肺炎球菌ワクチンを一度も受けたことがない場合、肺炎球菌ワクチン20価(プレベナー20)を一生に一度接種することで肺炎球菌予防は完了します。(または、15価(バクニュバンス)を接種し、その後1年以上経ってからニューモバックス23の追加接種をして完了します*。)
* 免疫不全者または人工内耳または髄液漏の人の場合は、最低8週間の間隔でニューモバックス23の追加接種ができます。
2.すでにニューモバックス23やその後のプレベナー13を受けたことがある場合、プレベナー20を1回接種することが望ましいとされています。
それら過去の接種とプレベナー20接種との間隔は特に開ける必要はありません。 - 母子免疫RSウイルスワクチン(アブリスボ®︎)
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2024.07.22
母子免疫RSウイルスワクチン(アブリスボ®︎)接種できます。
¥36,000(税込み)
妊娠中に妊婦さんが接種して、生後6か月までの赤ちゃんのRSウイルス感染症を予防します。
接種時期は、
・妊娠24~36週
・望ましい接種週数:28~36週
接種前説明と予診票 - 成人RSウイルスワクチン接種が推奨される対象者(CDC 最新版)
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2024.06.28
米国CDC(The Centers for Disease Control and Prevention)は、成人RSウイルスワクチン(アレックスビー®︎)接種が勧められる対象者の最新版を発表しました。接種による恩恵と極めて稀ではあるがギランバレー症候群という副反応の可能性を考慮した結果です。
①75歳以上全員
②60歳以上74歳までの人のうち慢性の肺疾患や心臓疾患や進行した腎不全や臓器障害を有する糖尿病などRSウイルス感染によって重症化の可能性が高い人
③老人ホームに住んでいる人そして、(毎年ではなく)一生に一度だけの接種で良いとしています。
RSウイルスはインフルエンザと同じように肺炎を引き起こす呼吸器感染ウイルスです。RSウイルス感染症は成人の場合一般的に軽症ですが、特に基礎疾患がある場合、肺炎による入院の原因になることがあります。インフルエンザと同程度の伝染力があり、死亡率はそれと同程度かやや高い可能性があります。
成人RSウイルスワクチン(アレックスビー®︎)の、60歳以上の成人へのRSウイルスによる下気道疾患発症に対する有効性は82.5%、特に慢性閉塞性肺疾患、喘息、慢性呼吸器/肺疾患、糖尿病、慢性心不全、進行した肝疾患または腎疾患のある成人に対する有効性は94.6%でした。
RSウイルスについて - 医薬品不足深刻につき個別の処方希望はご容赦お願いいたします。
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2024.01.14
医薬品不足は日々深刻の度を増しております。現在、肺炎が非常に多いのですが、抗生剤などの治療薬不足のために十分な治療もままならない状況です。「長めの処方」や「医学的に不必要と考えられる処方」に対しては、原則としてご希望に添えないことをご了承お願い申し上げます。
- 成人用RSウイルスワクチン予約できます。
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2024.01.14
RSウイルスはインフルエンザと同じように肺炎を引き起こす呼吸器感染ウイルスです。RSウイルス感染症は成人の場合一般的に軽症ですが、特に基礎疾患がある場合、肺炎による入院の原因になることがあります。インフルエンザと同程度の伝染力があり、死亡率はそれと同程度かやや高い可能性があります。
成人RSウイルスワクチン(アレックスビー®︎)の、60歳以上の成人へのRSウイルスによる下気道疾患発症に対する有効性は82.5%、特に慢性閉塞性肺疾患、喘息、慢性呼吸器/肺疾患、糖尿病、慢性心不全、進行した肝疾患または腎疾患のある成人に対する有効性は94.6%でした。
主な副反応は、接種部位の腫れや痛みが60%、疲労・筋肉痛が30%程度と報告されています。
RSウイルスについて現時点では、年1回秋冬に接種することが想定されています。他のワクチン(コロナワクチンを除く)との接種間隔の制限はなく、同時接種も可能です。
- 当院では、米国ボストンの病院に倣い、飛沫を浴びて診察する医師以外は、原則としてマスクを外し、臨機応変に医学的に必要な時に着用しております。
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2023.07.10
コロナ、インフルエンザ、RSウイルスを含む多くのウイルスの感染状況を、当院の外来感染症発生状況と、東京都や国立感染症研究所の感染症情報に基づいて、
High, Moderate, Mildの3段階の感染症警戒レベルで評価し、それに応じた衛生対応をしています。